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【JGC修行】修行費用の節約になる?「JALふるさとへ帰ろう航空券(クーポン)」という、ふるさと納税の返礼品を検討(2017年6月頭版)

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(最終更新:2017/5/29)

2016年11月1日から、JALでもふるさと納税が出来るようになっていました。忙しさにかまけて、あまりじっくりと見ていなかったのですが、選択肢として悪くないような気がしてきたので検討してみたいと思います。

 

 

JALのふるさと納税

ふるさと納税 - JAL

2016年11月1日より、JAL・トラストバンク「ふるさとチョイス」・JTB「ふるぽ」の3社合同による、ふるさと納税の返礼品としてのJAL利用が可能となりました。

大まかに3つの項目に分かれています。

  1. JALふるさとへ帰ろう航空券(クーポン)
  2. JALで行くJTBきふたび
  3. JAL限定 きふたびクーポン

いずれも「ふるぽ」を利用したふるさと納税の返礼品です。今回はこのうち1番の航空券について説明します*1

 

 

ふるぽとは?

その前に、まずはふるぽの説明から。

 

ふるぽはJTBが運営するふるさと納税ポータルサイトです。自治体の代わりに、ふるさと納税の対応を引き受けている、というような感じでしょうかね。寄付自体は同様のポータルサイトである「ふるさとチョイス」を利用して行います。

ふるぽの採用しているシステムはポイント制です。自治体への寄付額毎にふるぽポイントが貯まり、そのポイントを消費して返礼品を選ぶと言う形式になります。ふるぽポイントは自治体毎に存在するため統合は出来ませんし、ポイントの付与率も自治体毎に異なりますので注意が必要です。

 

ポイント制度のメリットは、ポイントの有効期間内であれば、ポイントの返礼品への交換がいつでも申し込めると言う事。例えば、12月はふるさと納税の駆け込み消費が激しい時期ですが、ついつい忙しさにかまけていると12月にまとめて申し込んでしまったりします。
そうすると、翌年の1月とかに、一気に沢山の返礼品が届くことになってしまいますよね。保存の利くものなら別ですが、生鮮食品などが多いと消費し切れない、なんていうことにもなりかねません。

 

しかし、ふるぽの場合は納税枠を予めポイント化しておくことで、返礼品の到着時期を自分でコントロール出来ると言うメリットがあります。年末に枠を使い切った後で、ゆっくりと好みの返礼品を選ぶ、ということも出来ますね。

また、ポイントを数年越しに合算して、より高額な返礼品をもらうという使い方も出来ます。もちろんポイントの有効期限を気にする必要はありますが、長期計画で欲しい返礼品を選ぶことも可能となります。

 

デメリットとして上げられるのは、ポイントの有効期限を迎えると失効してしまい、返礼品が貰えない事ですかね。一応、申請時に登録したメールアドレスに期限が近いと通知してくれますので気にかけておきましょう。

あとは、ポイントの端数が発生すると、それを利用するためにまた寄付枠を使う必要が出てくる、ということでしょうか。自治体側からすればそれは願ったり叶ったりでしょうけども。

 

簡単に言ってしまえば、寄付をすると返礼品として、商品に交換出来るポイントがもらえるよ、というものです。

 

 

JALふるさとへ帰ろう航空券(クーポン)

前述のふるぽポイントを利用して、JTBのクーポンを手に入れることが出来ます。その返礼品自体は以前からありました。

今回新しく設定されたのは、「JALふるさとへ帰ろう航空券(クーポン)」というものです。これは今までと何が違うのでしょうか?

 

最大の違いは、以前のものが一泊以上の宿泊を伴う、ツアーなど旅行商品の利用に限定していたことに対して、今回のものはあくまで航空券代だけに利用出来る、というところです。宿泊代には充てられませんが、日帰りの多い修行僧にとっては宿は必ずしも必要ではありません。むしろ、航空券代が下がる方がありがたいかもしれませんね。

 

 

対応自治体と空港

2017年6月4日現在、対応している自治体は23ヶ所です。

2017年2月17日現在、対応している自治体は17ヶ所です。

2017年1月9日現在、対応している自治体は11ヶ所です。

2016年12月1日現在、対応している自治体は10ヶ所です。

  1. 広島県三島市(広島空港)
  2. 和歌山県白浜町(南紀白浜空港)
  3. 鹿児島県大崎町(鹿児島空港)
  4. 鹿児島県中種子町(種子島空港)
  5. 鹿児島県屋久島町(屋久島空港)
  6. 鹿児島県奄美市(奄美空港)
  7. 石川県志賀町(小松空港)
  8. 秋田県秋田市(秋田空港)
  9. 兵庫県豊岡市(但馬コウノトリ空港)
  10. 沖縄県宮古市(宮古空港)
  11. 鹿児島県南大隅町(鹿児島空港)
  12. 大分県日出町(大分空港)
  13. 福岡県みやこ町(北九州空港)
  14. 福岡県糸島市(福岡空港)
  15. 北海道利尻富士町(利尻空港)
  16. 高知県芸西村(高知龍馬空港)
  17. 長崎県長崎市(長崎空港)
  18. 沖縄県豊見城市(那覇空港)←NEW!
  19. 鹿児島県和泊町(鹿児島空港または沖永良部空港)←NEW!
  20. 鹿児島県南種子町(九州管内空港←NEW!
  21. 愛知県大府市(中部国際空港)←NEW!
  22. 千葉県神崎町(成田国際空港)←NEW!
  23. 奈良県曽爾村(関西国際空港)←NEW!

これらの空港に発着する便を利用する場合、その航空券代への充填が可能となります。ただし、但馬空港の場合は伊丹間のみの利用は出来ません。どこかへの乗継ぎを必要とします。

 

 

利用方法

寄付して得られたふるぽポイントを使い、目的のクーポンを取得したら、「JTB 旅の予約センター」に電話をし、希望の予約フライトを取ってもらいます。自分で予約してもクーポンは使えませんので、必ず電話すること。手元にふるぽのIDを準備しておきましょう。

予約する際、運賃よりクーポンの所持残額が多いと予約出来ません。差額が発生するようにクーポンを取得・利用し、残額をクレジットで払わなくてはなりません。

航空券は発行されず、寄付申請時に登録したメールアドレスに「JAL e-チケットお客さま控」が送られます。あとは、当日搭乗するだけです。

 

 

公式サイトに明記されていないことのQ&A

記載がなかったり、不明瞭だったりしたものについて、電話で「JTB 旅の予約センター」に確認してみました。

 

Q:クーポンは1点=1円という認識であってますか?

A:はい、そうです。航空券代よりクーポンの点数が多い場合は利用出来ません。差額はクレジットカードで払えるように、クーポンの点数を利用してください。

 

Q:対象運賃はなんでもいいの?

A:はい、ネットで購入出来るものならば、先割系や株主優待、障害者割など特殊な運賃でも利用出来ます。ただし、パック旅行などには充填出来ません。予約可能日が来ていないものやキャンセル待ちなどはネットから購入出来ませんので、こちらでも対応出来ません。

 

Q:Jクラスもとれる?

A:はい、予約が出来るなら大丈夫です。

 

Q:マイルやFOPはもらえるの?

A:通常の航空券とおなじですから、通常貰える分はそのまま貰えます。

 

Q:直通便しか利用出来ませんか?

A:いえ、乗継ぎ便でも区間全てに利用出来ます。例えば、羽田から種子島に行く場合は鹿児島乗継ぎになりますが、羽田から鹿児島+鹿児島から種子島の合算された航空券代にも、種子島のクーポンは利用出来ます。

 

Q:便の変更やキャンセルは?

A:変更は出来ません。キャンセルの場合でも代金やクーポンの返金返還もありません。ご注意下さい。

 

 

修行に使える?

では、このクーポンを使ってのJGC修行について検討してみましょう。

還元率

自治体毎に、ふるぽポイントの付与率と、クーポンへの交換率が異なります。また、一番ポイント必要数が少ないクーポンは交換レートが悪いため、5万円寄付した時の還元率を見ていきます。

自治体と空港 最大還元率 クラスJ有無
奈良県曽爾村(関西国際空港) 65% 羽田、新千歳、那覇
高知県芸西村(高知龍馬空港) 63% 羽田
鹿児島県南大隅町(鹿児島空港) 54% 羽田、伊丹
広島県三島市(広島空港) 45% 羽田
和歌山県白浜町(南紀白浜空港) 45% なし
鹿児島県大崎町(鹿児島空港) 45% 羽田、伊丹
鹿児島県中種子町(種子島空港) 45% なし
鹿児島県南種子町(九州管内空港) 45% 多数あり
鹿児島県屋久島町(屋久島空港) 45% なし
鹿児島県奄美市(奄美空港) 45% 羽田、伊丹
鹿児島県和泊町(沖永良部空港) 45% なし
長崎県長崎市(長崎空港) 45% 羽田、伊丹
愛知県大府市(中部国際空港) 45% 羽田、成田、新千歳、那覇
福岡県みやこ町(北九州空港) 45% 羽田
福岡県糸島市(福岡空港) 45% 羽田*2、成田、新千歳、伊丹*3、那覇
大分県日出町(大分空港) 45% 羽田
北海道利尻富士町(利尻空港) 45% なし
千葉県神崎町(成田国際空港) 45% 伊丹、新千歳、中部、福岡
沖縄県豊見城市(那覇空港) 40.5% 東京、大阪など多数
石川県志賀町(小松空港) 36% 羽田、那覇
秋田県秋田市(秋田空港) 36% 羽田
兵庫県豊岡市(但馬コウノトリ空港) 27% なし
沖縄県宮古市(宮古空港) 18% 羽田、那覇

 

 

2017年5月29日現在、最高還元率を誇るのは奈良県曽爾村(そにむら)です。

その還元率たるや、なんと65%!

しかもこの自治体のみ、最低寄付額である10000円でも同じ還元率となっています(他の自治体は50000円以上でないと最高還元率になりません)。

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次点で高還元率なのは、高知県芸西村(げいせいむら)で、還元率は最高63%。ふるさと納税における、6割以上の還元率はもはや化石レベルで貴重ですから、十分に検討する価値がありますね。

 

 

良い修行路線はある?

対象自治体が増えた事で、JGC修行に利用出来る路線がかなり増えたと思います。

特に、関西国際空港を65%の高還元率で利用出来る「奈良県曽爾村」や、中部国際空港・成田国際空港・福岡空港を45%で利用出来る「愛知県大府市」「千葉県神崎町」「福岡県糸満市」は、その地域に住まれる修行僧にとってはかなり使える自治体であると思います*4

また、那覇空港を還元率最大40.5%で利用出来る「沖縄県豊見城市(とみぐすくし)」の登場によって、OKAタッチ愛好家たちにも福音がもたらされます。

それ以上にすごいのが鹿児島県南種子町です。なんと利用出来るのが「九州管内空港」で、修行僧に大人気の那覇空港の発着便でも利用出来ます。特に、一部の羽田路線はファーストクラスの設定がありますから、今後ますますチケットの争奪戦が激化する事でしょう。

これについては別記事で説明しています。

 

 

それ以外の路線に目を向けますと、羽田起点の場合、FOP修行的にはJクラスのない路線は微妙。奄美は直行便での往復が出来ませんし、還元率の高い広島と鹿児島でみてみます。

広島の場合、先得でJクラス12000円台、特便で13000円台*5。FOPはそれぞれ704、1104。特便21の往復約27000円に22500円のクーポンを使って、FOP単価2円程度。良さげですね。羽田からは1日最大3往復出来ますから、15万の寄付(実質負担2000円)により15000円弱の出費で6600PPを獲得出来そうです。

ここらへんについては別記事で比較検討しています。

 

鹿児島の場合、先得でJクラス平均14000円台、特便で20000円台。FOPはそれぞれ1022、1422。先得Jクラス往復約28000円となるところ、南大隅町ならば50000円の寄付で得られる27000円のクーポンを使って、なんとFOP単価0.5!。特便でも負担13000円(実質2000円)で2844FOPですから単価5弱です。これは良くありませんか?!

 

一方回数修行としてはどうでしょう。鹿児島、奄美、種子島、屋久島と、島を巡る旅には使えるかも知れません。種子島、屋久島はウルトラ割で鹿児島行き片道が8000円程度。奄美からは喜界島、徳之島、与論島、沖永良部島の便も出ていますから、かなり使える気がします。

 

 

提案(50回搭乗修行)

最速JGC回数修行の行程を一部変えた、羽田空港起点の1日12レグ修行に多いに役立ちます。 

羽田発着1日12レグ案
JAL641 羽田→鹿児島 06:25 – 08:25
JAC3781 鹿児島→喜界島 09:00 – 10:15
JAC3830 喜界島→奄美 10:40 – 11:00
JAC3831 奄美→喜界島 11:25 – 11:45
JAC3832 喜界島→奄美 12:10 – 12:30
JAC3861 奄美→与論 13:10 – 13:55
JAC3856 与論→沖永良部 14:20 – 14:45
JAC3850 沖永良部→奄美 15:10 – 15:45
JAC3843 奄美→徳之島 16:05 – 16:40
JAC3844 徳之島→奄美 17:05 – 17:35
JAC3734 奄美→鹿児島 18:00 – 19:00
JAL655 鹿児島→羽田 20:30 – 22:00

なんと、理論上全ての路線でクーポンの利用が可能となります!

 

なお、原案である2日25レグ案でも、全ての搭乗にクーポンが利用出来ます。誰かふるさと納税してやってきて!!

 

 

デメリット

一連の流れを見ると、やはり面倒ですよね。クーポンを取得するところまでは良いのですが、わざわざ電話して便を予約しなければならないことがすごく億劫です。

 

最大の欠点は、便の変更はともかく、キャンセルで返金されないこと。これが厳しい。

ふるぽには前述の通り、旅行パックに使えるクーポンが他にあるのですが、そちらはキャンセルした時にキャンセル料は払うものの、利用したクーポンは戻ってきます(クーポン自体の期限は変わりません)。今回の航空券は全額ドブ行きですから、絶対に予定が変わらないと言う場合以外は使い辛いでしょう。

 

また、還元率を最大化するには50000円以上の寄付が必要となります*6。ので、年間収入によっては他の欲しい返礼品を諦める必要が出てくるかも知れません。

 

 

まとめ

今回のまとめです。

  • JALふるさとへ帰ろう航空券は、上手く使えばJGC修行費用の節約になる
  • FOP派には那覇発着便、回数派には鹿児島・奄美発着路線がコスト削減に有用そう
  • 奈良県曽爾村の常時還元率65%は関空を多用する人には相当有効
  • ただし、使い勝手はそこまで良くないので、ある程度割り切って使うべし

こんな感じでしょうかね。

 

ANAのふるさと納税も、開始当初はいまいち感がぬぐい切れませんでしたが、最近かなりの注目株になってきています。JALも豊見城市の参入で那覇路線に重点かけてきました。今後にますます、目が離せませんね。

 

 

参考

*1:3番はそもそもまだ始まってすらいません

*2:ファーストクラス設定も有り

*3:一部

*4:ただし、居住していない事が条件となりますが

*5:2017年2月の運賃を見ています

*6:奈良県曽爾村を除く

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